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伝統芸能


プチェチュム(扇子舞い)韓国の人々は歌や踊りが大好きな民族で、町の公園や行楽地などでは輪になって踊ったり歌ったりする人達をよく見かけます。
韓国の伝統音楽は、宮廷で祭礼の時などに行なわれきた音楽と、民衆の間で広まってきた民謡、パンソリ、ノンアク(農楽)、シナウィ(巫楽)などの音楽、大きくこの2つに分類することが出来ます。
民謡でもっとも代表的なのは日本でもよく知られている『アリラン』です。故郷あるいは祖国を見捨てて去っていく人を見送る悲しい歌であるアリランは、韓国では知らない人がいないくらい有名です。また同じアリランでも、地域によって「○○アリラン」といった、いろいろな歌詞やリズムのものがあり、中には軽いリズムの陽気な歌もあります。

パンソリ「パンソリ」(右の写真参照)は、文字どおり「版」で歌う「音」ということです。 この「版」というのは、巫祭,土俵などのような、ある一定の空間での席または舞台を意味しています。
パンソリは一人の唱者が鼓手のチャンゴ(杖鼓)の伴奏(リスム)に合わせて、劇的に構成された長い話を「音(歌)」と「言葉」と「身振り」を通じて伝える韓国の伝統芸術です。
有名なパンソリには、目の不自由な父と娘の愛情をうたった『シンチョンガ(沈清歌)』、身分の違う男女の恋を歌った『チュンヒャンガ(春香歌)』などがあります。

サムルノリ大地を清め豊年を祈る「ノンアク」。ケンガリ、チン、チャンゴ、プクなどの打楽器を用いて演奏するノンアクは、古くから韓国の人々によって伝えられ、またはぐくまれてきました。
これらが醸しだす音は三十里先まで聞こえるともいわれていますが、この音が聞こえてくると誰しもその音に耳を傾け、反射的に家の外に出て一緒に楽しもうとします。日本でも昔「田楽」という行事があり、それらが描かれた絵などを通して、その様子をうかがうことができます。
韓国ではノンアクが一時すたれたことがありましたが、1980年の半ばごろ結成されたグループ「サムルノリ」によってその人気がよみがえるようになりました。頭に花笠をかぶり、赤・黄・青のたすきをかけ、笠の先についている10mにもおよぶ白いリボンを回転させながら、太鼓の早打ちや乱れ打ちをしながらぐるぐると躍りまわります。

ナンタ(乱打)ただひたすらたたくという意味を持つ「乱打(ナンタ)」は、韓国の伝統サムルノリを現代的な感覚で表現したもので、たたくのは楽器ではなく、包丁やなべ、フライパンなど台所にある道具を用いています。
韓国的な情趣を世界に知らせる、また言語と人種を超越し同じ地球人として共感できるもっとも大衆的で親しみのある台所を素材として取り上げ舞台化した作品です。

 
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